小金湯の成立ち

沿革


明治23年(1890年)に4名の熊本出身者が入地。

現在、3代~6代目までが暮らしている。

当時の札幌は6,679戸、24,327人。

小金湯は、昭和47年、132戸、502人ピークに人口減少。

     平成26年、42戸、約100名。

 

 



※写真は明治35年ごろの様子


意外な歴史


明治時代、札幌農学校(今の北海道大学)は農業開発のため、山本朝幸により九州まで開拓者を募集しに行きました。このとき、熊本県出身者が入植したことが小金湯地区の発祥です。

 

 

 

 

※写真は小金湯が札幌農学校(北海道大学)の第四農場であった時、新

 小金山スキー場からの展望


小金湯か黄金湯か


小金湯温泉は古くから湯治場として有名でした。明治20年には既に温泉が利用されていたという記録があります。当時、金湯温泉旅館が営業していたことから、小金湯は元々は金湯と表記されていました。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


黄金湯温泉旅館の当時から、湯治客が絶えることは無かった。


「心の花」で世界へ発信


小金湯地区には短歌の会があります。全国や海外まで交流されており、その記念碑もあります。

 

 

 

※小金湯は温泉地でもあった為、町内発展の一助にと願い記念碑が設置された。


地名の変遷  明治23年~  札幌郡 平岸村 字一の沢 熊本開墾  明治35年~  札幌郡 豊平町 字一の沢 熊本開墾  昭和19年~  札幌郡 豊平町 字豊滝三区  昭和36年~  札幌市 豊平町 豊滝三区  昭和37年~  札幌市 豊平町 小金湯  昭和47年~  札幌市 南区  小金湯

産業   農業 " 畑作、稲作、畜産(豚、牛、馬、綿羊、兎、鶏)、果樹  現在 農家は4軒 果樹、畑作、稲作"  商業  昭和40年 商店7軒、現在0  温泉 " 明治20年に温泉が利用されていたとの記載有り  黄金湯温泉旅館 昭和17年~平成19年   小金湯クアパークホテル 昭和19年~平成19年   まつの湯旅館 昭和19年~(海軍の寮として始まる)現在営業中   平成19年、黄金湯温泉旅館と小金湯クアパークホテルが、一軒に  なり、湯元小金湯として営業中"

※写真は昭和45年以降の小金湯クアパークホテル


交通   東本願寺道路 " 札幌~虻田(現在の国道230号線)  明治3年着手、明治10年完成"  定山渓鉄道 " 豊平~定山渓  大正7年開業(81銭)、昭和44年廃止(160円)  小金湯停留所は昭和11年開設"  市営バス  昭和46年 乗り入れ開始 後に運行廃止  じょうてつバス  現在運行中

※昭和29~30年の小金湯停留所


沿革、写真等は小金湯開基百年記念誌「小金湯のあゆみ」(1991年刊)によった。